シュトーレンラボVo.2開催|小夏の仕込み体験で知ってもらう、四万十の恵みと人のつながり

画像:シュトーレンラボです

6月6日(土)カゴノオトでシュトーレンラボ「小夏の仕込み体験日」を開催しました。

今回参加してくださったのは、東京、埼玉、高知市内、そしてご近所さんの4名。

 

住む場所も暮らし方も違うみなさんが四万十に来てくださり、一緒にシュトーレンの小夏の仕込みの時間を過ごしました。

 

シュトーレンラボは、シュトーレンの背景を知ってもらう時間

体験のはじまりに、参加者のみなさんへ3つのお願いをしました。

  • 「へぇ!」と思ったことを教えてください
  • 体験する前と後で、カゴノオトやシュトーレンの印象が変わったことを教えてください
  • カゴノオトの「好き」を教えてください

そして、カゴノオトが普段大切にしていることもお話ししました。

そんな話をしながら、小夏の仕込みスタート。

小夏を余すことなく使う理由

今回の主役は、高知の初夏を代表する果実「小夏」。

参加者のみなさんから、

「小夏をまるごと全部使うんですね!」

とびっくりしてもらいました。笑

皮も使う。

果実も使う。

果汁も使う。

 

ヘタや種以外は全部使う仕込みにしているのです。

こういう風に余すところなく仕込みにしているのはある年の出来事があるのです。

2021年、四万十では冷害の影響で小夏の収穫が大きく減りました。

カゴノオトがお世話になっている農家さん渡辺農園さんも大きな影響を受け、その後2年間、多くの量を買うことができない年が続きました。

農家さんが一年かけて育てた小夏。

それ以来届いた小夏をできるだけ余すことなく大事に使いたいと思っているのです。

仕込みの時に出る果汁も活用し、皮も果実も大切に使う。

そんな仕込みをしています。

農家さんとの距離の近さを感じてもらった偶然の出来事

この日はうれしい偶然も。

シュトーレンの素材を買わせてもらっている農家さんの武市さんが、コーヒーを飲みにお仕事の合間に工房来てくれたのです。

参加の方に直接農家さんに会ってもらえました。

「シュトーレン素材を作っている農家さんとの距離が近いことに驚いた」

「農家さんととても良い関係でつながっていることがわかった」

そんな感想もいただきました。

シュトーレンの中に入る12種の素材。同じ四万十で暮らす農家さんから買わせてもらうもの。

同じ四万十で暮らし、季節を重ねながら育てられたものです。

素材の向こうにいる人の顔が見えてほしい。

それもカゴノオトが大切にしていることのひとつです。

自分もシュトーレンづくりの仲間になれた

ひとつひとつは地道な作業ですが、参加者のみなさん楽しんでやってくれていました。

自分もシュトーレンづくりの仲間になれたと思った瞬間は?という質問に

「種を一つも逃さないよう丁寧に作業した」

「工程の作業が自分でもできた」

「大量の小夏の皮むきや種取りをした」

「コックコートとベレー帽を着た瞬間から仲間気分だった」

という声も。

冬に届くシュトーレンは、こうしたたくさんの仕込みの積み重ねからできています。

参加者のみなさんが「自分も今年のシュトーレンづくりの仲間になれたかも」と感じてくださったことが、とてもうれしく感じました。

カゴノオトの「好き」を教えて

最後に聞いた「カゴノオトの好き」

そこには、私たちが大切にしたいと思っていることがたくさん詰まっていました。

「優しく温かい空気感」

「のんびりした雰囲気」

「余計なものを使っていない素朴な味」

「農家さんや食材を大切にしているところ」

「この土地を好きな感じが伝わるところ」

「人、もの、こと、すべてのつながりを大切にしているところ」

そんな感想をいただき、私たちがとても力をもらえた時間にもなりました。

楽しい時間の中で見えたこと

今回のシュトーレンラボで何よりうれしかったのは、みなさんが本当に楽しそうに作業をされていたこと。

「へぇ!」を見つけてくれなら過ごした数時間。

普段のSNSやブログでは届けられない「香り」や「裏側」も感じてもらえました。

四万十の初夏から、クリスマスへ

この日仕込んだ小夏は、冬のシュトーレンへと姿を変えていきます。

四万十の初夏の香りが、クリスマス前の皆様のところへ届く。

1年の長い時間の途中を、みなさんと一緒に過ごせたことに感謝しています。

また次回のシュトーレンラボ企画していきますね。

ありがとうございました。

この記事を書いた人

小清水緑
カゴノオト共同オーナー

東京で障がい福祉の現場に携わる中で、多様な人の暮らしに触れる。
自身の「生きにくさ」と向き合い、それもひとつの個性だと受け止められたことが転機に。
できることを大切にしたいと四万十町へ移住。
四万十町で暮らし出会った農家さんが育てる豊かな素材に驚き、大切に育てられた素材をシュトーレンに入れようと思いつきシュトーレンづくりを始める。
四万十の農家さんの恵みや物語を受け取り、季節や思いをシュトーレンに乗せて全国へ届けている。

誰かの1年の時間にそっと寄り添えるシュトーレンを。

社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士

2026年6月14日

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