山の中は気持ちがいい。文旦仕入れに行ってきました。

こんにちは。小清水です。

今日は、文旦!!です。文旦は高知を代表する柑橘の一つで大きな黄色い果実で、中の実がしまっていてサクサクしていて甘みと酸味の両方が味わえるのが特徴です。

シュトーレン2020に入れる文旦を買わせてもらいに行ってきました。

場所は、四万十川沿いの勝間の沈下橋のそば。

四万十川といえば、沈下橋と呼ばれる橋がたくさんかかっています。

ここ勝間にも沈下橋がかかっており、今回行かせていただいたところはこの沈下橋を渡った山の上にありました。

こんな山道をぐんぐん登ります。

 

たどり着いたのは、こちらのお家。お家といってもここは、住んではいなくて、出荷の作業場になっています。

訪ねたのは、「しまんと流域野菜」の斉藤香織さん。生まれも育ちも東京の香織さん。8年前に四万十へ移住されています。

今は、「しまんと流域野菜」の社長さんになってます。

香織さんはもともとダンサーさん。前くんがとても若い頃に東京で白塗りの踊り(舞踏)をしていたころ(私も知らない大昔です)に踊りを習っていた方に共通の知り合いがいるらしく、前くんは、香織さんに会うといつもとても嬉しそう。

「まあ、お茶でも飲もうよ」とお茶を入れてもらい、文旦もむいてもらいながら、お話をうかがいました。

この場所は、文旦を育てていた農家さんのおうち。今は、ご主人が亡くなり、奥様一人では作業が畑が管理できなくなり、香織さんたちの「しまんと流域野菜」さんが畑を引き受けることになったそうなのです。

「しまんと流域野菜」さんは、どんなことをされていらっしゃるのか聞いてみました。

そもそも香織さんは野菜ソムリエの資格を持っており、四万十の道の駅の食堂メニューを考えていました。メニューは1年を通し道の駅に出荷される野菜をもとに考えていました。メニューを作っている数年の間に目に見えて出荷される野菜が少なくなってきたことに危機感を感じられたんだそうです。野菜を出荷していた農家さんたちが年々高齢化してきて野菜を作ることができなくなってきたのが原因でした。

そんな中、たくさんの研修生を受け入れていたある農家さんは、「研修生は、受け入れてもしばらく時間がたつとみんな辞めて帰ってしまう。これでは、なかなか人材育成にはならない」と考えていたそうです。

また、地域では、高齢化してできなくなった田畑が荒れてしまっている「耕作放棄地」がたくさん見られるようになってきました。

このままではいけないのではないかと考えた香織さん、農家さんを含む数名は、田畑を復活させて、人材育成をして、野菜を作っていこうと2年前にこの「しまんと流域野菜」を立ち上げたんだそうです。

私も、ここ四万十へ引っ越してきてから感じてはいました。田畑で作っているのは、みなさん高齢の方。このままいくと今はたくさん食べられているこの地域の野菜はどうなるんだろうと・・。

しかし具体的に何かできているわけでもない私には、こうやってなんとかしないと!と動いてらっしゃる香織さんが、たくましく、かっこよく、力強く、思えました。

耕作放棄地だったところを耕し、また作物を植えて、今は、首都圏へ出荷されているのだそうです。すごいなぁ。

 

さて。文旦畑に行かせてもらいましょう。朝から降っていた雨は上がり、少し陽がさしてきました。

こんな山に囲まれたところに畑はあります。

この左側に文旦畑が広がります。

文旦の木とゆずの木がたくさん植わっていました。

文旦は、もう収穫を終えて、いま寝かせています。文旦は採りたてより少し立った方が酸味が和らぎ、味と香りが良くなっておいしくなるんだそう。

木の陰に1つ。まだなっていた文旦をパチリ。

 

 

「この下は沢が流れてて夏は気持ちいいよー。行ってみる?」と沢まで案内してもらいました。

 

夏はほんと気持ち良さそう。ここで水浴びできそうです。それに水が流れる音っていい音ですね。

 

川との堺には鳥獣害防止で大きな柵と電気の柵がしてありました。どこもそうですが、イノシシ、シカ、サルなどがたくさん出てみなさんこうやって柵で対策をしています。

昔はこんなことところまで降りてこなかったとよく農家さんから聞く言葉ですが、ここも、こうやって対策をしておられるのです。

さて。また畑に戻ってきました。今回仕入れさせてもらった文旦はこちら。

ここのところ日々のニュースで落ち込み気味だったのですが、山の中は、そんな暗いニュースとは関係なく木も川もちゃんと生きていて力強い。

当然のことですが、山の生き物は変わらずちゃんと春に向けて進んでいる。川も木も空も気持ちよくて、ほんとに気分新たに帰ってきました。

シュトーレンに使わせていただく素材がこうやって育っているところを見せてもらってお話うかがって仕入れさせてもらうということは本当に貴重なこと。

この季節のこの空気と文旦をおいしく仕込みをしてシュトーレンに詰め込みます。今年もお届けできるようにとまたまた気持ちを新たにしました。

香織さん。ありがとうございました!

 

「文旦を仕入れに行ってきます!」動画でのレポートもあります。こちらは、もっとその場所の空気や風景、香織さんをお伝えできていると思います。そちらもぜひ!

 

2020年3月7日

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