1年かけたシュトーレンの7つの秘密④

やってみて感じたこと

写真:粉糖をふったばかりのシュトーレンです

カゴノオトのシュトーレンの特徴のひとつに、中に入れる果物は四万十の生産者さんから直接買わせてもらっているというのがあります。

買わせてもらっている生産者さんは果樹専業の生産者さんもいらっしゃれば、季節ごとに複数の種類の作物を育てる生産者さんもいらっしゃいます。

みなさんそれぞれの環境や背景の中で農業をされていて、そういう自分たちも四万十に引っ越したそもそものきっかけは「農業をしたい」というものでした。

東日本大震災をきっかけに生きる力をつけたいという思いから「それならまずは食べ物を育てる農業だ!」と、つながりのある農家さんの住む高知県四万十町に引っ越し農業のお手伝いをさせてもらいました。

その後は自分たちで畑を借りて野菜を育てたり、自然農法での米作りもしました。

手植えをした苗は気を抜けばあっという間に草に覆われるので、早朝から店が始まるまでの時間を使って草取りをする毎日。

それでも最終的にはやり切れなくて農家さんにお願いして、理想と現実はこんなに違うのかと思い知り、農業の大変さを少しだけ身をもって知ることができました。

実際にやってみて感じたことがあるおかげで生産者さんに話を聞かせてもらった時に、苦労を少しだけ想像でき、素材を一層大事にしようと思いそれがおいしさに繋がっているのではと思います。

カゴノオトのシュトーレンのおいしさの秘密その4「やってみて感じたこと」でした。

2022年11月25日

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