大雨のその後のご報告

台風

こんにちは、前です。

先週17日(金)の大雨が降った後に投稿してから時間が経ってしまいました。

その時の様子も混じえてご報告させてもらいます。

当日17日は未明から朝にかけて猛烈な雨に見舞われました。

叩きつけるような雨であんな雨音は初めて聞きました。

この雨だと車で移動するのは危険だなと思って、

ケーブルテレビの河川監視カメラで川の水位を確認しながら

LINEでスタッフさんと連絡を取り合いました。

みなさんまずはご無事で四万十町というより

どうやらカゴノオトのある窪川の方が雨がたくさん降ってそうでした。

大雨のため四万十町全域の小中学校は休校になり、汽車も運転を見合わせたり、

川の氾濫も心配されたので安全のため

スタッフさんにはお休みして頂いた方もいらっしゃいました。

とはいえその日はシュトーレンの作業があり、

雨で湿気を含んでしまう前にどうしても袋詰めの作業をやらないといけない日だったので

近くで出勤が可能なスタッフさんには応援で来て頂いたり、

翌日もお休みの所を出勤して頂いたりと朝から安否確認→スタッフさんへの連絡→

作業スケジュール変更→スタッフさんへ連絡と目まぐるしくバタバタしました。

それから金曜日土曜日と忙しく作業しつつも

大雨の被害の状況を見たり聞いたりする度に気はそぞろでした。

河川が氾濫して水に浸かってしまった収穫間近の田んぼや畑。

床上浸水した家屋や大水でえぐり取られたアスファルト。

道路に大量の土砂が崩落したため通行止めになった箇所も沢山ありました。

自分たちがお世話になってる農家さんの田んぼや畑の事が心配でなりませんでしたが、

やらないといけない作業があって何とかそれを終わらせて、

手伝いにいけるようになったのは雨から2日経った夕方でした。

コックートを作業着と長靴に履き替え、

鍬を手にして勢いよく車に乗り込み農家さんを探しにいきました。

とはいえ広大な面積の田畑を色んな場所でやってらっしゃるので、

そもそもどこにいらっしゃるのか分かりません。

慌てて電話して「何か片付けとか手伝える事はありますか?」とお聞きしましたが

「今日の作業は終わってしまったけどその気持ちだけで嬉しいよ」と、

逆に気遣って頂いて申し訳ない思いもしました。

実際に大雨が降って復旧作業が始まる初動の1、2時間は

人手が必要な場面もあったのかもしれませんが、

2日経った夕方からできる作業は限られていたのかも、と後になって思いました。

インスタやFacebookで記事をシェアした所、

ご実家が東又の方や離れて暮らす方からメッセージやコメントをたくさん頂きました。

遠くに暮らす方がふるさとを思う気持ちは

自分たちの離れている家族を思う気持ちと重なってたまらなく切なかったです。

今回の大雨を経験して思ったのは、

誰かを助けようにも何より自分たちの事で精一杯だったので、

まずは自分たちのできる事、この地域でシュトーレンやタルトを作って

しっかりと仕事をしていく事も大事にしていこうと思いました。

以上、大雨のその後のご報告でした。

 

前 成照

広島県出身
広島→島根→東京→四万十

四万十に引っ越してくる前は東京のホテルでコックをしていた。
その前は映画のセットを作る大道具の仕事。
その前は住み込みで新聞配達の仕事。
その前はヒッチハイクで旅していた。

ホテルでは野菜はFAXを業者さんに送れば次の日には届いていた。どんな人がどんなところで作っているのか全然わからない野菜を使って料理をすることに違和感を感じていた。
仕事をしながら、休みの日を使って関東の農家さんを訪ね歩いたりしていた。
2011年東日本大震災が起こったときに自分の無力さを痛感。生きる力をつけたいと四万十に移住。
今は、どんな人がどんなところで作っているかがわかる素材を使ってタルトやシュトーレンを作ることができて、とてもありがたい環境にいるとつくづく思う。
四万十で出会った方々のことやここで暮らしたからこそわかることをここ四万十の風景とともにお菓子を通してお届けしていきたいと思っている。

持っている資格:調理師

2021年9月22日

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