夏シュトーレンの素材、ブルーベリーをめぐる・野生の果物からニュージャージー州へ

こんにちは。カゴノオトスタッフのあきです。
賑やかな高知のよさこいが終わり、暑い夏も少しずつ秋へ向かおうとしています。
カゴノオトではサンビレッジ四万十の吉岡さんのフレッシュなブルーベリーが今年も好評でした。
しまんと果実タルトにも使わせてもらっていて、ブルーベリー味はNo.1の人気。

大粒の甘いブルーベリーは、そのまま食べても加工をしても、色鮮やかで甘くておいしいですね。
カゴノオトから車で10分、サンビレッジ四万十のブルーベリー農園ではなんと、20種類以上もの品種を育てています。(下の写真は、冬のブルーベリー畑です)

時期ごとに採れるブルーベリーが変わることで、初夏から8月にかけてブルーベリー狩りが楽しめます。
ということで、今月の旅日記のテーマは「ブルーベリー」の歴史について調べてみました。
ネイティブアメリカンとブルーベリー
皆さんのイメージ通り(?)、ブルーベリーは北米生まれ。
もともと、ネイティブ・アメリカンが野生のブルーベリーを生食用としてはもちろん、乾燥させて冬の間の食料として保存して活用していました。
他のベリー類よりも長く持つのだそうです。
また、食用としてそのまま食べるだけではなく、粉末に加工して、その他の食材と合わせてシチューに入れたり、根や茎、葉や花を薬としても用いていました。*1

ニュージャージー州で始まった栽培
今のように栽培用の品種として市場に出回るようになったのは、北米のニュージャージー州が始まりでした。
1900年代初頭、ニュージャージー州のクランベリー農家の娘、エリザベス・ホワイトとアメリカ農務省の植物学者、フランク・コヴィルが共同で野生のブルーベリーを交配して、現在市場に出回る品種を誕生させました。*2

ブルーベリーの品種には、その品種を発見した、エリザベスの農場の使用人の名前がついているものもあるのだそう。*3
ちなみに、それまでは杉の木箱に入れられて茶色い紙に包まれて出荷するのが一般的だったブルーベリーですが、今のようにセロファンを使ってパッキングをし始めたのは、エリザベスなんだとか!*4

今、私たちが当たり前に食べているブルーベリーは、100年以上前は野生の食べ物だったのだと思うと不思議です。
今は野生にしかない食材も、これから先、人が栽培する食材になったりする未来があるのかもしれません。
スーパーで当たり前に売られているセロファンパッケージも、初めて見た人は驚いただろうなあ。
そんなことを考えると、夏の旬でつくる冷たいシュトーレンも、食べる時にもっと味わい深くなりそうです。

参考サイト
*1 The history of blueberries: From Native American staple to domesticated superfood
*2 Alstede farms new jersey native
*3 ブルーベリーファクトリー岐阜 ブルーベリーマガジン
*4 New Jersey Monthly Blue Heaven
カゴノオトスタッフ あき
徳島県出身。徳島→東京→高知→四万十
大学卒業後、高知の出版社で働いたのち、NPO法人高知こどもの図書館で勤務。
その後、結婚を機に四万十へ移住。
現在、シュトーレン専門店カゴノオトで通販事務の仕事を担う。
認定NPO法人高知こどもの図書館理事。
2025年8月14日







