一事業者から見たふるさと納税の風景

こんにちは、カゴノオトの前です。

今日は昨年話題になったふるさと納税についてカゴノオトから見える景色を書いてみようと思います。

 

3年ほど前からカゴノオトの商品を「ふるさと納税」の返礼品に登録しています。

 

ふるさと納税は納税者の方が応援したい自治体に寄附をすると、所得税や住民税の還付・控除が受けられるようになっていて、寄付を受けた自治体はお礼に地域で作られた特産品や商品を寄付額の3割を上限として「返礼品」として送る仕組みになっています。

カゴノオトの焼き菓子やシュトーレンも四万十町のふるさと納税の返礼品として登録してもらっています。

 

カゴノオトの商品をふるさと納税の返礼品として四万十町役場さんに登録してもらう時は窓口となる同じ地域の事業者さんを通して登録してもらう形になっています。

カゴノオト、窓口の事業者さん、四万十町役場さん、の三者が連携して仕事を進めていてそれがとても勉強になって楽しいです。

窓口の事業者さんには登録したい商品のデータを送ったり、修正のお願いをしたり、分からない事があったら質問をするのですが、今回のカゴノオトはやる気満々だったので、登録依頼や修正依頼、問い合わせの回数などがめちゃくちゃ多くて膨大な時間を割いてもらっていたと思います。

ひとつの商品を登録するのにも、価格やコンセプト、ストーリーや写真、他の商品との兼ね合いや細かな所では誤字脱字など気をつけるポイントは山のようにあって、それらを細かく何度も微調整するため地味で膨大な数の修正、メールのやりとりを繰り返し窓口の事業者さんにはそれに根気強く付き合ってもらいました。

四万十町役場さんは四万十町のふるさと納税の寄付が少しでも増えるように、新しくサイトを立ち上げたり、沢山の人に認知してもらうために東京へ出向いてふるさと納税のイベントに参加されたり、地域の事業者さんが学ぶ場を設けたりと、バックアップに力を注がれています。

今ふるさと納税は色んな企業が参入して専用のサイトを運用し始め、全国の自治体も力を入れているので、ビジネスモード全開の目まぐるしいスピードで動いていると思います。  

行政の仕事でありながらビジネスモード全開の仕事とバランスをとりながら作業を進めていくのは容易な事ではないと思いますが、いつもきめ細かな対応をしてもらって本当に助かっています。

丁度インターネットで商品を売って行こうとする時期と重なった事もよくて、ふるさと納税に登録する以前の自社サイトでのインターネット通販は厳しいものがありました。

ウェブサイトを作ったはいいものの何から手をつけてよいかわからず困っていましたが、四万十町役場さんの主催される勉強会に参加して、サイトのページビュー数を計測したり、流入経路から商品の傾向を割り出したり、受注のタイミングから今後の展開を考えるなど、インターネット通販で商売をしていく上で大事な事を実践を通して学べました。

今後はその経験が自社サイトでも活かされ、インターネット通販の可能性や特性を体験できるふるさと納税は一事業者からしてほんとに有難い制度だなと思います。

そしてやっぱり1番は自社だけでなく窓口の事業者さんや四万十町役場さん、勉強会に来られている講師の方達と連携しながら仕事をできているのはチーム感があって本当に楽しいです。

ふるさと納税については返礼率の事が大きく取り上げられていますが、一事業者としては有難いので今日はそれについて書きました。

今日も最後まで読んで下さってありがとうございます。

2019年1月14日

1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン2024のご予約はこちら ≫
TOPへ