シュトーレンを知る旅日記2022年3月号

【シュトーレンってドイツのどこ生まれ?】

こんにちは。カゴノオトスタッフのあきです。

日差しが暖かく、ウグイスの鳴き声も聞こえ始めた四万十です。

カゴノオトでは、春の旬でつくるいちごシュトーレンのご予約を受付中です。

今月の旅日記では、シュトーレンの発祥地についてご紹介したいと思います。

カゴノオトのWebサイト中のシュトーレンとはにも書かれている通り、シュトーレンの発祥はドイツのザクセン州の州都ドレスデンだと言われています。

ザクセン州は、ドイツの南東部に位置し、ブランデンブルク州、ザクセン=アンハルト州、テューリンゲン州、バイエルン州、ポーランド、チェコ共和国に接しています。

ドイツに16ある州のうち人口が6番目に多い地域で、白磁器のマイセンが有名なほか、ドイツの高級車(BMW、ポルシェ、VW)もザクセン州で製造されています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Saxony

https://visitsaxony.com

Saxony

Photo by Datingscout on Unsplash   ドレスデンの劇場広場

州都のドレスデンは、ザクセン州で一番人口の多いライプツィヒに次いで第2の都市。

バロック建築や美しい歴史建造物の街として有名ですが、ドイツ最古で最大のクリスマス市と言われているStriezelmarktシュトリーツェル・マルクト」が開かれる時期には、世界中から多くの人が訪れます。

シュトリーツェル・マルクトは、1434年に世界で初めてのクリスマス市として1日だけ開かれ、これがドイツのクリスマスマーケットの始まりだと言われています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Dresden#Entertainment

Photo by Denis Jung on Unsplash

インターネットで「シュトリーツェル・マルクト」をぜひ検索してみてください。

灯りのついたクリスマスマーケットの写真は、それはそれは幻想的で、寒い冬に心が温かくなるような、クリスマスを楽しみに待ち侘びる気持ちが伝わってきます。

ちなみに、シュトーレンを知る旅日記の2021年6・8・9月で紹介したSpekulatius、LebkuchenGlühweinはいずれも、シュトーレンと並んでクリスマスマーケットには欠かせないお菓子や飲み物です。

ドレスデンで見つかったシュトーレンに関する最古の記録は1474年のもので、病院が受け取った請求書に、クリストブロート(中世ドイツ語で現在のシュトーレンを意味する)をクリスマスに貧しい人に配る、といった内容が書かれていたとのことです。

その当時は今のようにフルーツやバター、砂糖がない時代だったため、シュトーレンといっても、私たちがイメージするリッチで美味しいシュトーレンではなく、水、燕麦、菜種油で捏ねられたとても素朴なもので、そしてあまり美味しいものではなかったそうです。

oats

Photo by Christian Englmeier on Unsplash

ちなみに、シュトーレンが一番最初に登場した記録は、1329年のナウムブルク(ザクセン=アンハルト州)で、この頃、日本は鎌倉幕府の時代にあたります。(『シュトレン ドイツ生まれの発酵菓子、その背景と技術』増補改訂版 旭屋出版P.10)

そう考えると、シュトーレンの始まりは700年前、はるか昔まで遡るのだなぁと歴史の長さを感じます。

おまけコラム

ドレスデン生まれのお菓子には他にもDominosteinというものがあります。

これは、小さな四角いチョコレートの中に、底がLebkuchen、真ん中がさくらんぼやアプリコットなどのゼリー、一番上がマジパンの層が、それぞれドミノの形のように並んでいるクリスマスのお菓子で、12月3日はDominosteinの日なんだそうです。

https://www.thelocal.at/20191203/german-advent-word-of-the-day-der-dominostein/

2022年3月3日

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