土州勝秀

カゴノオトから車で5分くらい走った集落には今も鍛冶屋さんがあります。

昔は山仕事をしてる人や、薪を燃料にする家も多く、もっと沢山の鍛冶屋さんがあったと聞きますが、今は1つだけになってしまったそうです。


その鍛冶屋さんの名前は「土州勝秀」
以前、鉈を買わせてもらっていて、今回はその鉈を研いでもらうために工房にお邪魔しました。
工房は昔ながらの作りで、小屋の中心に据えられた動力を駆動させると、それに連結された歯車が動力を伝える仕組みになっています。
上の写真がその動力の要の部分。
長年、鍛冶屋を営んでらっしゃるのは「こうさくさん」
行く度に色んな話を聞かせて下さいます。
小屋は四万十川のほとりに建っていて、3年前に大水が出た時に心配で見に行ったら小屋も浸水してしまっていて、上流から流れてきた木やゴミが引っ掛かっていたのを一緒に掃除したりしてました。
明らかに大変な状況なのに、氾濫は慣れっこなのかどこか楽しそうだったのが印象に残っています。
工房の中には所狭しと工具が並んでいますが、どれも黒光りしてカッコいいです。
残っている鍛冶屋さんも少なくなったのに加えて、昔ながらの作りの鍛冶屋の工房が残っているのも珍しいので、見学に来られる方も多いと聞きました。
多くの鍛冶屋さんは鉈の「刃」の部分を作って「柄」の部分は他に任せる事が多いそうですが「付加価値を付けにゃならん!」と、柄の部分も作って鉈を丸々一本製作されてます。
上の写真は柄の部分に使う木を乾燥させてる所。
ビワの木や硬い木がよいそうです。
工房には鍛冶屋さんの修行に来られてる人もいらっしゃって、今年で2年目だそうで、その方に鉈を研いでもらいました。
仕事の手を止めるのも嫌なので、たまにしか行きませんが、こういう場所が今も残って続いている事がとても嬉しく励みになります。
今日は鍛冶屋さんのリポートでした。

2016年11月20日

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